Think about ”work”1

家づくり

皆さんは、働いていますか?

会社員をしている人、主婦をしている人、フリーランスの人、バイトの人、家事手伝いの人、農家の人、猟師の人、、、

働くって、一体なんなのでしょうか?

 

と、いきなり疑問をぶつけてしまいましたが

これからするのは、現代日本で大多数と思われる
会社員という働き方をしていた家族がdodoになるまでのなりゆき話です。

当時、と言ってもそんなに前の話ではありませんが
私たちはこの考え方、働き方を選択したことで
とても楽しく生活できるようになりました。

「これさえすれば成功する」というような話ではありませんし
現在進行中の生活に繋がっていくエピソードなのでオチも着地もありませんが

このエピソードがどなたかのヒントなるなら幸いです。

 

我々dodoは2020年12月現在、会社員とフリーランスのユニットです。

2019年いっぱいまでは、二人とも会社員でした。

いわゆる、共働きですね。

2019年の秋、家を建てることを決め
誰に頼む?どうやって探す?と奔走している最中、
働きかた観にも大きな変化がありました。

元々会社員に「なるものだ」と思って会社員になり、働いていた二人。

お金がないと食材も買えないし、家賃も払えないし、子どもの学費のこともある。
現代の日本では会社員として働かないと、生きていけないと思っていました。

しかし、夫はどうにも週五日、行きに1時間帰りに1時間の通勤をして
会社員として働き続ける事が辛く、しんどく、
いよいよ身体の不調も出るようになってしまいました。

そんな時に We tried make “home” 4:建て替えに決定! にも書いた

”古来より近代まで、長らく日本人は創造と破壊を繰り返す民だった。
それは、災害が多く家や暮らしが盤石ではない環境的な影響が大きく
例えば家を建てたとしても、台風や地震で壊れてしまう。それを直す。
橋を作っても、増水で流れてしまう。それを直す。
家や暮らしが盤石なものではなく、生活そのものを構築し、破壊され、再構築することが日常だった。
対して欧米では家は盤石なもの。石造りの家が多く、地震や台風も少ない。
家庭や暮らしというものがしっかりとあって、そこから仕事へ出ていくイメージ。
日本は、暮らしそのものが仕事というイメージ。
そんな日本に、欧米の働き方が入ってきていて
ライフワークバランス といった言葉がもてはやされているけれど
その言葉自体が欧米ならではの考え方で、日本人の中にはそんな風に
「家(暮らし)」と「仕事」を分離させることがしんどい人もいると思う…”

という話を、とある人から聞きました。

この話は妻にとってはとても衝撃的でありつつも
日本と西洋の文化の違いを教えてもらった過去があったので
とても腑に落ちるものでした。

そして「心身を壊す前に、会社員を辞めても良いのではないだろうか」
という、少し前からあったぼんやりとした思いが確信に変わっていきました。

たまたまちょうど自分たちの家を建てようかというタイミングだったこと

元々、あれこれ作ることが好きだったこと

この二つを掛け合わせて

「自分たちの家を、自分で作ってみよう」ということになりました。

お給料という金銭は得られないし

社会(人様)の役には立たないことかもしれない

それでも、家族の住む家を自分で作ることは、働くことと言えるのではないか

二人で話し合って、自然とそんな気持ちになりました。

 

つづきます