We tried make “home” 15: 深夜の家族会議と設計修正案

家を作る 家づくり

解体シリーズWe tried to make “home”13.えぴそーどおぶ旧居解体.part1の最後に書きましたが、工務店さんから上がってきた見積金額ですが、なんとdodoの予算を大幅にオーバーしておりました。

この予算オーバーは想像していた以上に衝撃が大きく、一報を受けたとき、正直震えました。笑いで!!

しかし、夜布団に入ってから二人で、

otto
otto

予算越えたねー!

それも大幅に。

tsuma
tsuma

そうだねー。

大幅にねー。

dodo
dodo

・・・

tsuma
tsuma

これってホントに大丈夫なのかな?

otto
otto

何がー?

tsuma
tsuma

家出来るのかな?

ってこと。

dodo
dodo

・・・

・・・

ヤバいかもっ!!!

突然襲われる不安感!!

という訳で、そこから深夜の緊急会議が行われました。

今回は、その緊急会議の模様をお送りします!!

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お見積金額

さてさて、工務店さんから上がってきた見積金額を発表する前にdodoの懐を整理していきたいと思います。

dodoの予算

今回の新築にあたり、dodoの総予算は税込3000万円です。これは、総予算となるため、設計事務所へお支払いする設計監理費込の金額です。設計管理費に関しては、次のzineで詳しく解説したいと思います。

この設計監理費は、今回設計をお願いする段階で、工事金額の10%程度と事前に説明を頂いておりました。相場では10~20%となっているので、良心的な金額だと思います。

そして、繰り返しになりますが、dodoの総予算は、税込3000万が上限となりますので、設計監理費が総予算の10%を占めるとなると、300万円。つまり、残りの予算は税込2700万となります。

この税込2700万円が、工事費に充てられる金額であり、見積金額もこの金額内に収める必要があるのです。

工務店さんの見積金額

では、お待たせしました。

実際に工務店さんから上がってきた見積金額の発表です。

修正前見積金額

3120万円
税込合計3432万円

どーん。爆死。

あれー。全然違いましたね!ウケるぅ~!

この差はやばいですね。予算2700万円のはずが、見積3432万円。

約730万の差!!

これを受けて、設計事務所さん側でも動いてくれることに。

設計士さん
設計士さん

予算と見積金額にここまで開きがあるとは想定してませんでした。
見積精査して減額交渉してみます!

見積を精査していただいた結果、どうやら3102万円までは、現設計図のままで減額できる可能性があるとのこと。

設計士さん
設計士さん

工事費に関しては、「粘り強い対応」が必要です!

dodo
dodo

よろしくお願いします!!

深夜の家族会議

設計事務所さん側で交渉いただけることになったため、いったんは落ち着いた我々だったのですが、冒頭の通り、夜布団に入ってからヤバさに気が付きました。

当初のイメージ

実際に見積金額を提示されるまでは、

高くても2800万円~2900万円。100万円~200万円程度減額すれば何とかなるだろう。

と踏んでいました。

しかし、実際は、約730円オーバーの3432万円。

想像をはるかに超えてしまっており、もはやどうしたら良いかもわかりません。

減額交渉では届かないことに気づく

そして、冷静に考えてみると、減額交渉していただいても3102万円。

あと400万円届かない!!

これ、無理じゃね?という事にようやく気が付いたのです。つまり、こういう事。

あと、400万円分の減額が必要。

減額交渉で使える手はすでに使いきってしまっているはず。

もっと、根本的な変更が必要になるに違いない。

でも、コンセプトの根幹部分は変更したくない!

妥協するくらいなら、計画中止を選択するしかない。。。

という結論に。

この時、既に深夜0時を回っていました。忘れもしない。

しかも、同時進行で旧居の解体話も進めていたため、このままいくと計画がとん挫したのに家が無いという事になりかねない!!

すげーやべーじゃねーか、これ!

dodoは激しい不安感に襲われたのでした。

可能性を探る!

まず、今後の方向性を決めることにしました。

今後の方向性

自分たちの納得できる修正案がでないようであれば、中止。
しかるべきタイミングを待つ

つまり、今じゃないんじゃないか?ということ。

うまくいかないのに、ゴリ押しで進めるのではなく、スムーズに物事が進むタイミングを待とうという事になりました。

物事ってすべてタイミングがあると思うんです。しかも、人為の届かないところで動くタイミングが。

そのタイミングがカチッとはまっている時は、すべてがスムーズに進んでいくと思うんです。もし、そのタイミングがはまっていない時は、どうやったって無理だなと。なので、今回のこれも、ダメだったときは、今じゃないということ。すべてを宇宙の意志に委ねよう。そう考えると、なんとなく納得できると思うんです。

そして、この方向性を踏まえ、減額するにあたり絶対に譲れないポイントを決めました。

譲れないポイント
  1. 納得できる修正案が出なかった場合は、中止にする。そのため、解体工事はいったん延期。
  2. コンセプトである「100年持つ家」の前提を守る
  3. 可能な限り施主施工がしたい
  4. 土壁を採用する
  5. 材料は極力自然素材のものを採用する
  6. 省エネルギー、自然エネルギーを取り入れる

そして、この考えを素直に設計事務所側へ伝えようという事に決めました。

まず、自分たちがどうしたいのか。という事をちゃんと伝えなければ、納得のいくものなんてできないと考えました。そして、自分達が納得していないものを、真摯に向き合ってくれている設計事務所さんや、工務店さんに付き合ってもらうのはとても失礼なことだろうと。

そう考えたわけです。

減額案

そして、この譲れないポイントを抑えたうえで、じゃ、どうやって減額していこうか?という話になりました。

そこで、何でいくら減額になるのかはわかないが、少しでも可能性が出てくるように、こちらでも減額案を出していこうとなりました。

可能性があるモノをとりあえず列挙しました。

減額案
  • 天窓をやめる
  • 雨戸をやめる
  • 格子窓を普通の窓へ変更
  • 提案してもらっていた照明をすべて裸電球へ変更
  • トイレ、浴室を除く室内扉をなくす
  • カーポートの壁をなくし、柱だけにする(カーポート自体は可能な限り残したい)
    (捨てきれないカーポートへの思い。。。)
  • 2階の床を施主施工に変更(出来る出来ないではない。やるしかないのだ。。。)
  • お風呂を造作からユニットバスへ変更
  • 敷地面積を減らす
    (物理的にコンパクト化することで、金額を抑える)
  • 後は、思いつかないので、お任せ。(こちら側の意図はお伝えしているので、きっと大丈夫。信じてる。。。)

大体、思いつく限りで列挙しました。ただ、カーポートに関しては、捨てきれない思いがあり、やめると言い切れず。。。

まぁでも、ここをカットしないと届かないんだろうなぁとは自分達でも感じる次第だったのですが、あきらめきれず。

この内容を設計事務所さん側へメールしたのが深夜3時過ぎ。迷惑すぎ。でも、仕方なかったんです。

不安だったんですもの。

終わりに

今回はここまで。予算オーバーに伴い開催された深夜の家族会議と設計修正案について書きました。

この後、実際に設計事務所さんへ訪問し、具体的な内容を決めていくことになりますが、それは、また次回ということで。

果たして、どのような設計になるのか。そして、無事減額されるのでしょうか?

うまくいくことを祈って。

otto