A社とお会いして、住んでいた家の住宅診断結果と現地での打ち合わせを経て
リフォームと建て替えの両方のお見積もりを立てていただいていました。
その間に私たちは
- リフォームするとしても、壁を壊して中の柱を補強する必要があること
- 屋根や外装での出費が大きいこと
- リフォームと建て替えの費用の差額が、そこまで大きくないこと
以上より、予算上限3000万円で建て替えをしようと決めました。
建て替えるということは、一から家をつくるということ。
もう一度、家づくりにおける自分たちの軸を見直しました。
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まず、「できる限り自分たちも、家を作ることに参加したい」
これはリフォームではなく、建て替えでも変わらない思いでした。
この頃たまたま出会った人に聞いた話でとても印象に残っていることがあります。
”古来より近代まで、長らく日本人は創造と破壊を繰り返す民だった。
それは、災害が多く家や暮らしが盤石ではない環境的な影響が大きく
例えば家を建てたとしても、台風や地震で壊れてしまう。それを直す。
橋を作っても、増水で流れてしまう。それを直す。
家や暮らしが盤石なものではなく、生活そのものを構築し、破壊され、再構築することが日常だった。
対して欧米では家は盤石なもの。石造りの家が多く、地震や台風も少ない。
家庭や暮らしというものがしっかりとあって、そこから仕事へ出ていくイメージ。
日本は、暮らしそのものが仕事というイメージ。
そんな日本に、欧米の働き方が入ってきていて
ライフワークバランス といった言葉がもてはやされているけれど
その言葉自体が欧米ならではの考え方で、日本人の中にはそんな「家(暮らし)」と「仕事」を分離させることがしんどい人もいると思う…”
こんな話でした。
その頃、会社員を続けることに限界を感じていた我々には眼から鱗でした。
そして、
できる限り自分たちの家造りに参加したい
お金(お給料)が発生しなくても、それだって仕事と言えるものだよね
うまくいくかどうかは分からないけれど、面白いことをするのだから
ブログなんかで発信してみようか〜
と、dodoというユニットのイメージが出来たのでした。