ビオフォルム環境デザイン室の山田さんと出会い
ぜひ設計をお願いしたいという気持ちが強くなってきたころ、
我々の中でも間取りや内装など具体的にどんな家にしたいのか
ということを詰めていく必要があると感じました。
そこで、まず行ったことが各人の要望の整理です。
方法としては、ポストイットにそれぞれの要望を思いつくままに書き込み、
巨大な紙に家の絵を描き該当箇所に張り付けていくという作業。
これが思いのほか、良かった。
ポストイットに書き出すことで
必要な機能や、やりたいことなどを整理することができました。
また、当初より山田さんには
「出来ること、出来ないことは考えずに思いつく限りいったんすべて出して、そこから削る作業を行う方が良いですよ。」
とアドバイスされていました。
そのため、まずは家族が好き勝手にポストイットに思いつく限りの希望を書き出し、
ペタペタと張り付けていきました。
整理されていく中で、出来上がってきた要望がこちら。
- 全体的な要望
- 間取りは、リビング、キッチン、風呂、トイレ、寝室、子供部屋、納戸、作業部屋がほしい
- 吹き抜けを作る
- 天窓がほしい
- そよ風の導入
- 土壁、漆喰
- 庭に畑
- 家事動線の確保
- 室内に洗濯もの干し
- 収納は多め
- 窓は倒し窓にしたい
- 風呂、脱衣所、洗濯機、洗面所は一つの部屋にまとめたい
- 細かい部分の装飾に鉄を使いたい
- プロジェクターの設置
- 床板、キッチンなどの今の家の設備の再利用
- キッチンに関する要望
- 床をタイル張り
- 食料品置き場がほしい
- 既存コンロ、流し、棚の再利用
- お風呂に関する要望
- タイルを使用した造作風呂
- レインシャワーをつける
- 洗濯機、洗面所は脱衣所に入れる
- 洗面台は2人同時に使用できる
- 玄関に関する要望
- 飾り棚がほしい
- 帰宅後に使用した鞄、コートを置ける場所が必要
- ゴミ出し前のゴミを置くスペースがほしい
この巨大な紙をこのまま山田さんへ提示して、お願いしました。
山田さんはイメージがあるうちにラフを作り、
すぐに設計第一弾を出してくれるとの事でした。
さてさて、どんな家になるのか。楽しみに待ちたいと思います。
また今回、この作業をしたことで
家について家族で共通認識を持つことができたことがとてもよかったです。
家族と言えど、他人。お互いの考え方すべてを理解できているわけではありません。
当然dodoもそうでした。
大きな方向性は合っていても
〇子供が家を出たときのこと
〇家族が増えたときのこと
〇独居になった場合
など、今までお互いに話してこなかった事を話すきっかけになりました。
特に、子供部屋に関しては意見が分かれ面白かったです。
夫は、3人姉弟の真ん中で自分の部屋が欲しかったタイプ
→俺は自分の部屋がほしかったから子供も絶対ほしいはず。
妻は、一人っ子だったので、自分の部屋はあったが使わなかったタイプ。
→私は部屋に一人でいても寂しかったから自分の部屋なんて使わなかった。だから子供部屋なんて使わないはず。
でも、これって結局、お互い自分たちの体験談で話しているだけで
子供がどのように選択するかはわからないよね。。。
ということで、子供部屋を2Fに持っていき、吹き抜けを作るという形にしてみました。
子供部屋予定のスペースを吹き抜け横に確保し、
一人でいても寂しくなく、かつ
部屋に籠ったとしても階下にいる家族の存在が伝わりやすくなれば良いな。
というアイデアになりました。
この他にもやはり大きな買い物というだけあり、
個々様々な要望があることがわかりました。
ただ、すべての要望をかなえることは難しく
では、どこを生かすのか?ということを考える必要があるということがわかりました。
私たちは今回、細かい間取り云々よりも
すでに過去記事にあるとおり、
いかに自然に暮らすことが出来るのか
100年後も変わらずにあり続けられるか
という軸に沿って家づくりを進めていきたいなと改めて感じました。