昨日の旅行7日目は、熱中症で死ぬかと思いました。
一晩明け、まだ少し変な感じがするものの、舌や手のシビレなどは無く、もう大丈夫!という感じ。
子どもからもらった風邪も、良くなってきている。
この日は、染め物のためにナバホティーを干したり
タバコタイを作ったりしました。
タバコタイ作り
タバコタイとは、春分や夏至などのパイプセレモニーの折にグレイトスピリットにお供えするものだそうです。
今流通している、タバコとは異なる種のネイティブアメリカンの方々の”タバコ”を
さまざまな色の小さな布の中に詰めたタイ=tie · 縛る,結ぶ,結びつける;繋ぐ,接続する,結合する · (紐を)結んだ お供え物です。
こうして中にタバコをひとつまみ入れた小さな布を紐で括っていきます。
イメージ的には、一つ一つがてるてる坊主のような感じです。
一つ一つの布の色にも意味があるそうです。
紫:グレイトスピリット
青:天
緑:地
白:北・風・冬・エルダー・ベアー・シダ・白い人々・メンタル
黄:東・太陽・火・春・子ども・鷲・タバコ・黄色い人々・スピリチュアル
赤:南・水・青年・プランツ・スイートグラス・赤い人々・エモーショナル
黒:西・大地・秋・親・熊・セージ・黒い人々・フィジカル
それぞれの意味に思いを込めながらタイ(結び目)を作りました。
突然始まるティピーづくり
そうこうしている間に、Fさんがティピーをたてはじめるという。
彼の行動はいつも突然のことのようで初めはビックリしたが、この頃になってくるともう驚かない。
彼は、時間や人間の都合などではなく
太陽・風・雲・あるいは動物の神様などの自然界からのメッセージでタイミングを決めているのだと思う。
私たちも、オーケー!タイミングが来たんですね!とばかりに表に出ました。
tipiをたてるにはまず支柱からのようだ。
支柱となる木は、Fさんが事前に近くの山で伐採しておいてくれたそう。
とても長く、5〜6メートルはあるだろうか、いや、もっと長い?
真っ直ぐな木です。
木の種類を聞いたが、忘れてしまい残念。
1.2の3!という感じで束ねた3本の木が自立しました。
three(3) poll tipiというタイプでしょうか?four(4) poll tipi というタイプもあるとか。
あとは初めの3本の間に木を足しつつ長いロープで固定し、ティピーの骨組みができていきました。
羽織のようにぐるっとカバーを骨組みに羽織らせ、木の枝を手で削ったもので前をとめていきます。
このカバーはSさんが縫って作ってくださっていたものです。
そう、今回私たちが訪ねるので、わざわざ何週間も前からティピーの準備をしてくれていたのでした。
最後に、カバーに付けてあったループにこれまた木を削った手製の杭を打ち込み、ピンと張ったらtipiの完成です!
確かこの杭に使う木の種類は、オークと聞いたような気がします。
オークは丈夫で、ハンマーで叩いても砕けない。その辺で拾ってくると言ってた記憶があります。
体調が悪い中、いまだ!というタイミングでたててくれました。
本当は、我々の滞在に合わせてtipiをたて、ottoのビジョンクエストなどtipiをベースキャンプに滞在してはどうか?と計画してくれていたようでした。
直前にFさんが体調を崩してしまったり、私たちも風邪をひいて順番にダウンしてしまったりで叶わずでしたが、こうしてみると感慨深い!
中も広かったですよ!(写真は控えました)
お二人のサイトはコチラです。
tipiのことも詳しく載っていますし、なんなら購入可能です。
Sさん、Fさんありがとうございました!
tsuma